今、螺旋でも猛威を振るっている超開花パーティー。
なぜそこまで大人気なのかを解説。
開花反応についておさらい
まずは開花反応についておさらい。
水元素と草元素が反応すると開花反応が起き、フィールドに草原核が生まれます。
草原核はフィールドに同時に5つまで存在可能。
草原核に雷元素が接触すると超開花反応が起こり、敵を追尾するヴァインショットが発動します。
草原核に炎元素が接触すると烈開花になりますが、烈開花はこの記事では取り扱いません。
元素反応ダメージがすごい
過負荷などの元素反応が起きた時にダメージを与える反応はダメージ量が控えめで、エンドコンテンツでは元素反応ダメージをメインにで戦うのは厳しかったです。
あくまでキャラクターがスキルや元素爆発で与えるダメージがメインで、元素反応ダメージはメインに+αするサブ的なイメージ。
超開花は元素反応が起きた時のダメージが従来の元素反応よりかなり多く、エンドコンテンツである深境螺旋☆36クリアさえ楽にできてしまうほどダメージを与えられます。
ほかの元素反応と元素反応ダメージを比較
レベル90、元素熟知865の久岐忍で、深境螺旋の12-2前半(2023年2月下期)で計測。
ステータスはこんな感じ。
与えるダメージに影響しないよう、元素共鳴は元素4種類で発生する「交錯の護り」(全耐性+15%、物理耐性+15%)にしました。
感電
行秋の元素スキルで水を付着させてから久岐忍の元素スキルを使用。
9110ダメージ。
ダメージは控えめなものの、元素量によっては複数回発生します。
過負荷
クレーの通常攻撃で炎を付着させてから久岐忍の元素スキルを使用。
15184ダメージ。
そこそこ強い。
超電導
ディオナの狙い撃ちで氷を付着させてから久岐忍の元素スキルを使用。
3796ダメージ。
超電導はダメージはほとんど期待できませんが、敵の物理耐性をダウンさせることができます。
超開花
ナヒーダの通常攻撃とバーバラの通常攻撃で開花させたあと、久岐忍の元素スキルを使用。
24947ダメージ。
元素反応のダメージはレベルと元素熟知依存なので、草元素共鳴やナヒーダの元素爆発などで元素熟知を盛ればさらにあがります。
草元素共鳴+ナヒーダ元素爆発で1発28,000くらいになりました。
開花反応で生まれる草原核はフィールドに5つまで存在できますが、超開花は敵1体あたり0.5秒ごとに2hitまでしかダメージが発生しない制限があります。
それでも2hitで5万~5万6000ダメージ。
久岐忍の元素スキルは1.5秒ごとに雷元素を当てられるので3秒で約10万~11万ダメージ、1秒間あたり3万ダメージちょいになります。
アタッカーでも秒間で数万ダメージ出すとなると、けっこう大変。
これがアタッカーでもなんでもない久岐忍で出せてしまいます。
聖遺物厳選がいらない
原神といえば聖遺物厳選。
しかし会心系の聖遺物厳選は、とても時間がかかります。
メイン一致の聖遺物を出すのすら一苦労なのに、そこからさらにサブで会心OPがついたものを引かなくてはいけません。
そうしてようやく会心系サブOPがついたメイン一致聖遺物が来たと思って強化したら、会心サブOPがまったく上がらない。
本当にどうにもならないのは速攻でほかの聖遺物のエサにしているので、これでもまだ良い方。
まさに賽の河原。
超開花パーティーでは元素反応を起こす雷元素キャラクターは、レベルを上げて元素熟知さえ盛ればOK。
メイン効果が元素熟知ならサブOPはどんなにひどくても大丈夫だし、なんなら☆4聖遺物混じりでもいいです。
元素反応ダメージの比較で使用した久岐忍も、冠は☆4金メッキの元素熟知冠を使ってます。
☆5の元素熟知冠、どこ……?
メイン元素熟知が出やすいとは言いませんが、「出たら終わり」というのは精神安定上、とてもよいです。
キャラクターの凸依存が少ない
キャラクター自身で火力を出す構成だと、どうしてもキャラクターの凸が進んでいる方が有利です。
しかし狙ったキャラクターの凸を進めるのは、そんなに簡単じゃありません。
特に☆4キャラクターは沼です。
☆5キャラクターは単独ピックアップなので最悪180連すれば1人は確実に手に入りますが、☆4はトリプルピックアップ。
だれが来るかは完全に運しだい。
無課金だと☆4キャラクター完凸まで2年くらいかかると思った方がよいです。
超開花ではキャラクター自身の火力ではなく元素反応のダメージで削るので、無凸でも十分使えます。
苦手な敵が少ない
超開花の最大の強みは、汎用性の高さ。
強いといわれる構成でも、なにかしら欠点はあるもの。
「単体には強くても複数の敵にはあまり強くない」とか、その逆で「複数敵には強いけど単体ボスは苦手」とか。
超開花パーティーは単数・複数の敵どちらでも深境螺旋☆36が取れるポテンシャルがあります。
ただし、超開花の元素反応ダメージは草元素ダメージ扱いなので草元素耐性が高かったり、草元素無効な敵には弱いです。
超開花で発生するヴァインショットは追尾性能が高く、動きまわる敵でもホーミングして当ててくれます。
空中に浮いていて近接攻撃が届かない黄金王獣や、動き回って遅延してくる風蝕ウェネトといったボスにも強いです。
また、超開花パーティーは水・草・雷キャラクターが1人ずついれば完成なので残り1人は自由枠。
黄金王獣のような特定元素が必要になるボスでも、ギミック要員を入れやすいです。
超開花パーティーの編成例
水・草・雷キャラクター3人のうち、最低2人は控えから元素が付着できるとよいです。
草元素は特に限定☆5キャラクターのナヒーダがいると楽。
雷元素はキャラクターによって草原核に当たる攻撃、当たらない攻撃があります。
たとえば、フィッシュルの元素スキルで呼び出せるオズの自動攻撃は草原核を狙ってくれません。
超開花反応を起こすためには草原核に雷元素を当てなくてはいけないので、なるべく草原核に当てやすく、安定して雷元素を付着し続けることのできるキャラクターが向いています。
雷電将軍(限定☆5)や久岐忍(☆4)が適性が高いです。
雷電将軍はシールドを貼っている相手には元素スキルの追撃が発生しない、相手が大きい敵だと追撃が草原核に当てにくいなどのデメリットがあるので、基本的には久岐忍の方が扱いやすいです。
よく使われるのはナヒーダ(限定☆5)、久岐忍(☆4)、行秋(☆4)の3人+自由枠。
限定☆5が1人のみで、コスパがよいです。
回復が久岐忍だけだと心もとないので、操作に慣れないうちはフリー枠はシールド役か回復役を入れると安定します。
敵の攻撃を回避できる人なら、サブアタッカーを入れて火力を高めるのもアリです。
自由枠の注意点
4人目は自由枠と書いたものの、入れない方がいい元素もあります。
炎元素キャラクターは入れない
敵に炎元素が付着すると草元素と炎元素で燃焼反応を起こしてしまい、超開花を起こしにくくなります。
超開花パーティーに炎元素キャラクターは入れない方がよいです。
2人目の雷元素キャラクターは注意
また、気をつけないといけないのが2人目の雷元素キャラクター。
パーティーに雷元素キャラクターが1人なら必ず反応を起こした雷元素キャラクターの元素熟知を参照しますが、パーティーに雷元素キャラクターがもう1人いると元素反応がどちらで発生するかわからなくなります。
元素熟知が低い方で元素反応が起こってしまうと、元素反応ダメージが少なくなってしまいます。
雷元素キャラクターを2人入れたい場合は、草原核に雷元素を当てられるキャラクター1人と草原核を避けて攻撃できるキャラクター1人で編成する必要があります。
たとえばフィッシュルの元素スキルで召喚できるオズは草原核は狙わないので、久岐忍(雷電将軍)とフィッシュルは共存できます。